「名城巡りと北前船の旅」

FM札幌しろいし局放送の「チエンバリスト明楽みゆきの浪漫紀行」を企画をしたものを紹介している

2021-01-01から1年間の記事一覧

『名城巡りと北前船の旅』第62回岡山城(日生・牛窓)

第62回岡山城(日生・牛窓) はじめに、岡山市産業観光局 観光振興課 岡山城の学芸員 小野田伸さんにFM番組のインタビューを紹介する。 岡山市観光連盟 提供 岡山城(日本100名城)は、秀吉の指導を受け宇喜多秀家が慶長2年(1597)に完成する。3年後、関ヶ…

「北前船寄港地・船主集落の旅」第13回 酒田市・鶴岡市

第13回 酒田市・鶴岡市 庄内酒田古文書館館長で地域史研究者 ・杉原丈夫さんのインタビューから紹介する。 杉原さんの近著『北前船と酒田』『絵図面の世界』の紹介と、酒田と薩摩の繫がりを本間郡兵衛と西郷隆盛の関係から話して頂いた。『北前船と酒田』は…

『名城巡りと北前船の旅』第61回松坂城

北海道の名付け親「松浦武四郎」と、松坂城下の白子港の船頭の「大黒屋光太夫」の話です。 まず三重県松阪市の松浦武四郎記念館・学芸員 山本命さんの 松坂城(日本百名城)と「松浦武四郎」の話からです。 松坂城は蒲生氏郷が築城し(1588)城下を整備と、…

「北前船寄港地・船主集落の旅」第12回志賀町・泉佐野市

2020年6月石川県から白山市と志賀町、大阪府から泉佐野市の3市町が「北前船寄港地・船主集落」で日本遺産に追加認定された。今回は志賀町と泉佐野市の話である。 まず泉佐野市文化財保護課・中岡勝課長の話からです。 泉佐野市は「平地」「山」「関空…

『名城巡りと北前船の旅』第60回宇和島城・松山城

『名城と北前船を巡る旅』第60回宇和島城・松山城愛媛県歴史文化博物館学芸課長・ 井上 淳さんは、宇和島城、松山城の城郭研究等近世史が専門で、それぞれの城下の廻船について話していただいた。 白地図使用 関ケ原の戦いの後、藤堂高虎は宇和島城(日本100…

「北前船寄港地・船主集落の旅」第11回 御手洗・竹原

第11回 御手洗・竹原 かつて広島藩だった呉市(御手洗)・竹原市は、『北前船寄港地・船主集落』で日本遺産に認定された。 御手洗(大崎下島)には、呉市から7つの島を結ぶ「安芸灘とびしま海道」と、尾道から「瀬戸内しまなみ海道」の2つのルートがある他…

「北前船寄港地・船主集落の旅」第10回 宮津市

第10回 宮津市宮津市の府立丹後郷土資料館 学芸員 吉野健一氏の話から紹介する。 「北前船寄港地・船主集落」で宮津市が日本遺産に追加認定された2018年、吉野さんが中心になり、丹後ブロックが企画した「北前船フォーラムin宮津」が開催された。 北前船の日…

『名城巡りと北前船の旅』第59回福岡城

第59回福岡城と古伊万里 福岡県芦屋山鹿の「芦屋町歴史の里」資料館 学芸員・山田克樹さんのお話から紹介します。 芦屋町は、博多と小倉の中間にあり遠賀川の河口に位置し東に山鹿、西に芦屋がある。 〈芦屋町は一番北(白地図使用)〉 「芦屋歴史の里」は芦…

「北前船寄港地・船主集落の旅」第9回 尾道市

第9回 尾道市(広島県) はじめに、三つの日本遺産認定に関わった尾道市の西井亨学芸員の話から紹介する。 「NPO法人工房尾道帆布」提供「尾道水道」と呼ばれる内陸と向島に挟まれた川のような海域は、幅200メートル、長さ2キロメートルに及ぶ。この海域は、…

『名城巡りと北前船の旅』 第58回今治城・能島城

第58回今治城と能島城 平成28年「“日本最大の海賊”の本拠地:芸予諸島-よみがえる村上海賊」で今治市が日本遺産に認定された。 その構成文化財に今治城(日本100名城)と能島城(続日本100名城)の城跡がある。 そこで、今治城博物館・藤本誉博学芸員…

「北前船寄港地・船主集落の旅」第8回 浜田市 白山市

第8回 浜田市 白山市 はじめに、島根県浜田市の文化財審議委員・阿部志朗さんのお話から紹介します。阿部さんは、益田翔陽高校地理教諭から2021年4月からは島根県立津和野高校教頭としてご活躍です。 2020年3月「第30回北前船寄港地フォーラムIN浜田」が予定…

「北前船寄港地・船主集落の旅」第7回出雲崎(新潟県)

新潟県出雲崎町の教育長・佐藤亨氏にFM番組でお話しして頂きました。 2019年日本遺産認定式(大阪市) 左から2番目が佐藤教育長出雲崎は1616年、佐渡からの金銀荷揚げ港として越後で初めて7万石の代官所(天領)が置かれ、北国街道の宿場町で賑わった。1672…

「北前船寄港地船主集落の旅」第6回 金沢 輪島(石川県)

第6回 金沢市は、「北前船寄港地・船主集落」で日本遺産に認定され、その構成文化財が2つある「銭屋五兵衛記念館」の田中重之さんにお話していただいた。 「銭屋五兵衛記念館」(2015年10月) 五兵衛は、安永2年(1773)、日本海に面した金沢市北部の金石町…

『北前船寄港地・船主集落の旅』第5回 にかほ市・能代市(秋田県)

秋田県では「北前船寄港地・船主集落」で日本遺産に5市が認定された。 最初に認定された秋田市は『北前船浪漫紀行第1部』で紹介している。今回は、にかほ市教育委員会の紹介で「象潟郷土資料館」鎌田館長のお話です。この資料館の北前船関連資料は、日本遺産…

第57回・新発田城下・会津城下

今回は、新発田市、そして阿賀川でつながる会津若松市からのゲストです。 新発田市立歴史図書館・鶴巻康志副参与の話から紹介する。 この図書館は、加賀国大聖寺領主から幕末まで新発田藩主を務めた溝口氏の古文書を中心に展示している全国でも珍しい、歴史…

『名城巡りと北前船の旅』第56回徳島城

天草の牛深港から日本各地に伝わった「牛深ハイヤ節」は、小樽 鹿児島の北前船寄港地フォーラムで披露された。牛深ハイヤ節 北前船寄港地フォーラムIN 鹿児島で 2020年2月 この「牛深ハイヤ節」は、佐渡市では「佐渡おけさ」、秋田市では「大正寺おけさ」、…

『名城巡りと北前船の旅』第55回島原城

今回は、島原城史料館・専門員の松尾卓次さんと、 小豆島在住のノンフィクション作家、 南堀英二さんの、島原城下のお話です。 著者と監修 松尾卓次氏提供 松尾さんは、『島原半島の歴史』など多数の著書があり、地元「FMしまばら」から毎週金曜日9時半から…

『名城巡りと北前船の旅』第54回松江城

今回は「松江歴史館」の主任学芸員の、新庄正典さんのインタビューと、私が松江に行った話も紹介しています。 松江城(日本100名城)は、2015年に天守閣が国宝に指定され、現在は4つの橋で町並みをつなぐ堀があり、 観光遊覧船で一周できると新庄さんはイン…

『北前船寄港地船主集落の旅』第4回 野辺地(青森県)

野辺地は青森県の陸奥湾に面した地で、2018年『北前船寄港地 船主集落』で日本遺産認定された。 この船主集落について「野辺地町歴史を探る会」の鈴木幹人会長のインタビューを紹介する。 鈴木さんは「青森古文書解読研究会」の理事でもあり、歴史上、「野辺…

『北前船寄港地船主集落の旅』第3回 三国湊(坂井市)

三国湊は2018年に「北前船寄港地船主集落」で日本遺産認定された。そこで「みくに龍翔館」 学芸員の角明浩さんと福井市の(有)匠工芸代表取締役 村田浩史さんに、認定された 日本遺産構成文化財の船箪笥解説して頂いた。 みくに龍翔館内の展示 (2015.10) …

「北前船寄港地・船主集落の旅」第2回  佐渡

2020年4月「BS新日本風土記」で『北前船のおくりもの』が「北前船寄港地船主集落」(日本遺産認定)の地域から2週にわたって放送された。 佐渡市教育委員会にBSに出演された方を紹介していただいた。 その方が、FM番組「明楽みゆきの浪漫紀行」の今回のゲス…

『名城巡りと北前船の旅』第53回⑭上田城と小諸城

『名城と北前船寄港地巡りの旅』⑭上田城*小諸城長野からの最初のゲストは、長野大学の山西敏博教授と前川道博教授。 上田藩が蚕種を日本一へと発展させたお話です。 出典 こもろ観光局 上田城は千曲川沿いにある。この川は、新潟では信濃川と呼ばれ新潟港に…